一年の流れ

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私たちが主に生産しているのがセロリです。地元の原村では「セルリー」と呼ばれることが多いです。

セロリの栽培の始まりは1月から。トップシーズンにたくさん収穫ができるよう、寒い季節のうちから仕事が始まります。セロリの品種名は「諏訪3号」といい、この地域にしかない品種です。セロリ特有の薫りとシャキシャキの食感が大きな魅力です。収穫のピークは6月から10月になり、未明から収穫を行います。

1月~3月 種まき→仮植

ハウスの中で種をまき、セロリの芽を育てます。セロリの芽が出るまでには1ヵ月ほどを要します。芽が出たらプラグトレイに仮植し、乾燥しないように注意しながらまた1ヵ月育てます。

2月末から3月はじめ頃には、プラグトレイのセロリたちを、今度はポットに仮植します。プラグトレイより大きいポットに移すことで、セロリはすくすく成長していくのです。

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3月~6月 定植

ポットの中で育ったセロリは発芽から3ヵ月ほど経つと定植に移ります。シノハラ農産では、ハウスまたは路地で定植をします。定植したセロリは、さらに70日ほどかけて収穫できる大きさに成長するのです。成長するうちに、セロリ特有の薫りが、畑に広がっていきます。ハウスで定植したセロリは路地で育てたものに比べて、温度・湿度の調整ができるため、収穫時期が早くなる傾向があります。

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6月~10月 収穫

収穫時期を迎えたものから、順に収穫に入ります。収穫は、未明の午前3時ごろから始まり、早朝まで行われます。日中は日中で、まだ収穫前のセロリの定植や芽かき、畝の乾燥を防ぐための藁敷き、消毒などの作業を行います。原村は、夏季のセロリ出荷量が日本トップクラスであり、この季節はシノハラ農産のもっとも忙しい時期でもあります。日をずらしながら種まきを行っているため、ローテーションのように、仮植・定植・収穫を進めていくのです。

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11~12月 準備

収穫のピークが過ぎると、来年の収穫に向けた準備を行います。また、セロリ以外の農産物の収穫も行われます。農業は基本的に休みがありませんが、この季節は作業量が比較的落ち着きます。この時期の収穫の主力はブロッコリーであり、150Rほどの農地で育てて出荷しています。ブロッコリーはビタミンCの豊富な野菜として注文されています。またサラダやグラタンなど、食卓で大活躍の野菜です。

一日の流れ(収穫シーズンの場合)

3:00~7:00  収穫 早朝のシフトに入られている方で、収穫作業を進めます。
8:00  日中作業開始 午前また午後のシフトの方が、育苗、定植、芽かきなど各作業にあたります。
12:00  昼休憩(シフトにより前後。その他休憩は適宜行います)
18:00 作業終了 後片付けや翌日の作業の準備をして、一日の業務は終了になります。